武田脳神経外科|今治市南高下町の脳神経外科・脳外科

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頭が痛い

頭痛

頭痛は、その原因で分類されますし、症状や痛みの発生の仕方などによって、さまざまな分類をされます。
そのいくつかを紹介します。

片頭痛(偏頭痛)

ズキンズキンと脈を打つような痛みが特徴です。
動くとつらく、じっとしているほうが楽で、吐き気や嘔吐を伴うこともあり、光や音に敏感になることがあります。

片頭痛の治療には、急性期療法と予防療法があり、最近では新しい片頭痛予防薬「抗CGRP抗体製剤」という新たな治療選択肢があります。

当院では、アジョビ皮下注・エムガルティ皮下注・アイモビーグ皮下注による治療を行っています。

緊張型頭痛

筋収縮型頭痛とも呼ばれます。いわゆる肩こりに起因する頭痛です。
特徴としては、いつから痛くなったか定かでない、主に後頭後頸部から頭全体を締め付けるように痛む、などが挙げられます。
主に頭重感や圧迫感として訴えられることが多い頭痛です。

多くの方が同時に肩こりを訴えられます。

大後頭神経痛など

主に後頭部に走るような頭痛があり、ぴりっぴりっと痛みます。
一瞬痛いのですがすぐに痛みは和らぎます。しかし何回も繰り返して痛くなります。

放置していても痛みを忘れてしまうことが多い頭痛です。

脳腫瘍

頭痛は、脳腫瘍の症状のひとつと考えられます。

脳腫瘍はその種類もたくさんあります。脳の細胞からできる腫瘍や、脳を覆う膜からできる腫瘍、がんの転移による腫瘍などが考えられます。

MRIでその有無は確認できます。

脳卒中

くも膜下出血は大きな痛みとして表現される頭痛のひとつです。
しかし、一般的に脳卒中として多いのは、痛みを実感しにくい脳梗塞です。
脳卒中にはいろいろあって、大きく分けると、以下の3つに分けられます。

脳梗塞

脳の血管が詰まり、脳に酸素や栄養が行き渡らず、脳の一部が壊死してしまう病気が脳梗塞です。
脳梗塞には、ラクナ梗塞、アテローム血栓性梗塞と脳塞栓があります。症状として片麻痺、意識障害、失語などが起こる場合がありますので、早期の検査をおすすめします。

特に、超急性期では、再開通も見込めることがあります。

脳出血

主に高血圧が原因と考えます。脳内の血管が破綻し、出血した状態が脳出血です。
出血量が多いと手術を必要とすることもあります。症状は突然の意識障害や運動障害が中心です。

危険因子が多い方は十分注意が必要です。

くも膜下出血

脳は水の中に浮いているのはご存じと思います。水をたたえている所がくも膜下腔です。
ここは大きな血管が通っています。この血管の分岐部に動脈瘤ができ、これが破裂することでくも膜下出血となります。
出血すると命にかかわることもありうる重篤な病気のひとつです。

脳動脈瘤は大きなものであれば、MRAで見つけることができます。
破裂前診断ができれば、ご相談に乗ることもできます。